another episode -ボストンにて-

ある研究者のボストン滞在生活

Social Security Number (SSN)

 次の手続きはSocial Security Number (通称SSN) の取得です.実はホストの担当者から「J1ビザの場合SSNがいることはほとんどないよ」と言われたのですが,アメリカ長期滞在経験がある人からは「アメリカではIDは多い方がいい.あらゆる場面でIDを求められる.」と言われたので取得することにしました.そもそもSSNとは何かというと,その名の通り社会保証番号なのですが,事実上の国民識別番号として機能しているようで,納税記録やクレジット記録に利用されている超重要番号です.つまりしっかり税金を納めたか,クレジットカードによる買い物の料金をもれなく払っているかどうかの記録がされるために絶対必要です(これはアメリカでのクレジットカード取得に非常に重要な要素です).

 

入国して2週間ぐらいたたないとシステムに「入国した」という記録が出ないから,入国後すぐには取りに行かないほうがいいらしいです.おそらくbusiness dayで10日ぐらいたてばいいのだと思います.

行ったのはNorth Stationという駅の近くにある事務所です.この駅はバスケットボールやアイスホッケーの競技場であるTD Gardenの最寄り駅でもあります.写真をとっておきました.

f:id:boston14:20141116112726j:plain

私は過去にバスケットボールをやっていて,マイケル・ジョーダンにめちゃくちゃ憧れていた時期がありましたので,ぜひボストンでNBAのゲームを見に行こうと思っています.シーズンもちょうど始まったばかりです.

さて,事務所に入るとセキュリティチェックです.空港と同じようにすべての荷物を検査されます.チェックが終わるとSSNを担当する部屋の中に入って整理券をもらいます.ちょっと混んでいてたので1時間ぐらいまって番号が呼ばれました.呼ばれていくと申請に必要な書類を出します.必要な書類はJ1ビザの場合,

・パスポート

・SS-5 (SSNの申請書.ネットでダウンロードできるし,事務所にもおいてあった)

・DS-2019

・I-94 (アメリカ合衆国の出入国カード.2014年の時点でI-94は完全に電子化されているので入国後しばらくしてからネットで取得して印刷していく)

・滞在先から発行されたオリジナルの署名入り招待状 

でした.(2014年11月時点の情報です.)なお,申請書類であるSS-5の項目の中に 「Citizen」という項目があって,アメリカ国籍か,そうでない場合は法的に働くことが認められいるかどうか (Regal Alien Allowed to work,Regal Alien Not Allowed to work) を記入するところがあります.これはJビザの場合その人の状況しだいで変わります.Lビザだと確実に Regal Alien Allowed to work になるでしょう.

書類を出すといくつか質問を受けましたが,担当の人は最初の部分をぼそっとしゃべるのでどういう疑問文だったのかわかりにくくて手間取ってしまいました.結局,以前にアメリカ合衆国内で正規に働くことを認められたことがあるか?とFood Stampなど補助を受けたことがあるか?という質問でした.あとは申請内容を確認して終わりでした.ちなみに申請書類に書いていた「u」を「y」と間違われていたので修正しました.こういう申請書では固有名詞はすべて大文字で書くほうがいいのかもしれません.

2週間ぐらいで届くよ,と言われましたが実際には1周間で届きました.あれ,またボストンの話というよりアメリカの話になってしまった.TD Garden 出たけど.