another episode -ボストンにて-

ある研究者のボストン滞在生活

USAで日本の娯楽などを楽しむ

約1ヶ月ぶりになってしまいました.何か役に立つことを書こうと気負って,めんどくさくなって書く気がなくなっていました.まあゆるく続けていこうと思います.

さて,USAで生活していて,現地の娯楽を楽しむのもいいですが,やはり日本の娯楽も楽しみたいものです.今は非常に便利な世の中で,本ならば電子書籍の普及によって,USAにいながら日本の本を(電子書籍化されていれば)簡単に楽しむことができます.書店にいっても日本語の本なんて基本みつからないですからね.ほんとKindleさまさまです.ちなみに漫画はほぼ確実にKindle版があるのに対して,小説や教養書などの電子書籍化されてない率は何なんですかね.困ったものです.なお,Webで調べると海外から日本のKindle書籍を購入すると5冊購入した時点でそれ以上購入できなくなるという情報を見つけていたのですが,5冊以降も何も問題なく購入できています.昔はそういうSystemになっていたのでしょうか?

音楽もいまどきはMP3を購入Downloadすることで簡単に楽しめます.Amazon MP3なりMoraなりiTunesなりお好みのServiceを使えばよいでしょう.

娯楽の代表であるTVなど映像系はどうでしょうか?こいつがまた曲者で,かつ私にとってけっこう重要な問題です.私にとってはAnimationが観れるかどうかが問題で,他はどうでもいいんで,Animationの話に限定します.今ではニコニコ動画やバンダイチャンネルなどを使うとWebでもAnimationが楽しめますが,実はこれは日本国内限定です.日本国外から観ようとしても「お住まいの地域からはご利用できません」と出てくるだけです.これは日本国外に住んでいる多くのAnime好きの人たちが不満に思っていることなのですが,なぜこんな余計なことをするのでしょうか?まあ色々と思惑というか複雑な事情があるのだと推察しますが.

さてそれではUSAから日本のAnimeを観るにはどうすればいいのでしょうか?日本に家族などが住んでいる人はnasneのようなNASを用意してそこに録画し,外からnetでそのNASに接続することで観ることが可能になります.nasneはとってもすぐれもので公式アプリを使うことによってTabletやスマホから簡単に外から録画予約や録画した番組の視聴ができるようになります.私はもともとnasneを使っていたのでこの方法をとっていました.が,この方法の唯一といっていい問題は,外から接続するためには機器の接続認証が必要で,それはnasneがあるLocal networkに入らないとできないことです.そして認証が有効な期間は3ヶ月.つまり3ヶ月たつと,日本の家に戻ってそのLocal networkに入らない限りもう役に立たなくなってしまいます.なぜこんな期限をいちいち設定するのでしょうか,意味がわかりません.実は年末に日本に一度帰国していたので認証期間を伸ばせていたのですが,ついに4月になって認証が切れてしまいました.しばらく日本に帰る予定もないので,困りました.VPNを使ってニコニコ動画などを観るという方法もありますが,どう考えても経由しているぶん視聴環境がよくないですよね.

そこで最近知ったのがCrunchyrollというところです.ここは日本のTV局と契約を結んでいて,有料会員なら日本の放送1時間後にもう日本のAnimeが視聴できるという素晴らしいところです.無料会員の場合は1週間後,広告入り,解像度は最低の状態なら観れます.有料会員といっても月$6程度なので良心的です.2週間のTrialがあって,おそらくその後私は有料会員になることでしょう.あと漫画も読めるみたいです.面白いことにこのCrunchyrollは日本からaccessできないらしいですね.おそらくここは放送が終わってしばらくたった過去のAnimeも無料で観れるからなのではないかと思っています.(ニコニコやバンダイチャンネルは過去の作品はお金払わないと観れない.)

これではれて4月からも問題なく日本のAnimeを楽しめるわけですが,なんで日本のTVってこう頑なに外からの視聴を拒否するんですかね(確かHuluも日本のHuluは外から利用できない.あれ,でも日本からUSAのHuluって利用できるのか?).有料なら観れるようになっても問題ないと思うのですけど.