another episode -ボストンにて-

ある研究者のボストン滞在生活

アメリカでのクレジットカード

これで手続き関連は最後の記事になるはず.今回はアメリカでのクレジットカードについてです.日本のクレジットカードももちろん使えますが,日本円で払うことになるので余計にお金がかかります.また日本発行のクレジットカードは店によって受け付けないところもあります(実際プリペイド携帯買うときや microsoft のonline store では私のカードで使えないものがあった).せっかくアメリカに銀行口座があるのでドル建てクレジットカードをつくりたいものです.しかしアメリカでクレジットカードをつくるにあたって問題があります.それはよそから来た人はアメリカでのクレジットヒストリーがないということです.クレジットヒストリーは今までクレジットカードの支払いを問題なく行ったかの記録です.十分な期間問題なく支払いをしているとスコアが高く,支払いの遅延などがあるとスコアが低くなります.アメリカのクレジットカードはある程度スコアが高くないとクレジットカードを新規に取得することができません(申し込んでも断られる).あれ,おかしいですね(デッドロックです).ではいったいどうやって1枚目のクレジットカードを手に入れるのでしょうか?

一応ヒストリがなくても取得できるカードとして secured credit card というものがあるらしい.銀行の預金口座と一体となっていて,ある程度預金があればそれに応じた限度額で使えるらしい.アメリカ人はこれを最初に使うのだろうか?それとも学生のうちは何か学生用の特別なカードがあってそこでみんなこつこつヒストリを構築するのだろうか?

アメリカ人が最初のカードをどうやって取得するかは知りませんが,日本人はANA USA card か JAL USA card を使うのがたぶん手っ取り早いと思います.これらは日本の航空会社であるANAとJALがアメリカ長期滞在をする日本人向けに用意しているクレジットカードでクレジットヒストリー(やSSN)がなくても発行できるのが利点です.もちろん十分な収入があるかなどの審査はあります.特別なこだわりがなければこれらを選ぶのがよいでしょう.それぞれの会社でのマイルもたまるし.ANAは年会費70ドルで,マイルは1ドルで1マイル貯まります.JALは年会費20ドルの場合2ドルで1マイル,年会費70ドルの場合は1ドルで1マイルです.どちらもSSNを持っていて登録すればこのクレジットカードでクレジットヒストリーが構築できるようになります.

アメリカではとにかく現金を多く持ち歩かないのが基本で,だいたいデビットカードかクレジットカードで支払いするみたいです.ホテルの予約とかもクレジットカードが必要だし,アメリカ長期滞在するならやはりドル建てのクレジットカードはあったほうが便利でしょうね.

次回以降はもっとボストンに特化した話が出てくる,と思いたい.あ,NBAのチケット予約しました!やっぱりせっかくなので近くで観たいから奮発しました.一番後ろのほうの席だと15ドルとかなんですが,どう考えも豆粒にしか見えないでしょう.地元のチームはボストン・セルティックスといってNBAで一番優勝回数が多い超有名の名門チームです.といってもその大部分は1980年以前の大昔の話で1980年代以降は鳴かず飛ばずのチームでした.しかし2008年には生え抜きスターに加えて大型補強が成功して優勝したようです.現在はどうかというとどうやらイマイチの成績みたいです.まあとにかくNBAをついに生でみれるということで楽しみにしてます.行ったらレポする予定です.